たった4つ。自宅でできる初期のねんざ処置あれこれ。
学校生活の中で起きやすいけがの一つに、ねんざがあります。
社会人になってからねんざをしたことがある方も多いのではないでしょうか。
今日はねんざの処置についてまとめてみました。
ねんざの初期のケアで大切なこと
ねんざの初期は、いかに患部の炎症と腫れを抑えるかががポイントとなります。
ねんざの初期の処置は4点だけ
ねんざのケアというとアイシングが一般的かと思いますが、アイシングのみで終わらせていませんか?
初期のねんざのケアで覚えておくと役に立つのは、『RICE処置』です。
RICE処置とは、以下の処置の頭文字をとったものです。
Rest・安静
損傷した組織の回復のために一番大切なのは、まず安静にすることです。
足首のねんざであれば足首の関節部が動かないようにしましょう。
幹部を動かさないようにするだけでなく、幹部周辺の靭帯や骨も動かないようにすることが大切です。
テーピングや弾性包帯で固定するとよいと思います。
Icing・冷却
タオルを巻いたアイスノンや氷嚢を使い痛めた部分を冷やしましょう。
患部を冷やすことで炎症を抑えます。
また血管が収縮することで、痛み物質の拡散を抑えます。
Compression・圧迫
テーピング・伸縮性のある包帯を使って患部を圧迫することで腫れをおさえます。
Elevation・挙上
患部を高い位置にあげることで、水がたまらないようにします。
寝る時も、患部を心臓より高い位置に挙上しましょう。
足のねんざでしたら、足首の下にクッションや枕をかいます。
追記
今回の手当てはあくまでも初期のねんざのケアになります。
異常に腫れたり激痛が走ったりするようであれば、すぐに整形外科を受診しましょう。